桝屋高尾「竹筬矢鱈間道」 - 京呉服塚本
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桝屋高尾「竹筬矢鱈間道」

カテゴリー:京ブログ
2019.01.27

本日ご紹介致します商品は昨日から続きまして西陣の老舗・桝屋高尾の八寸名古屋帯「竹筬矢鱈間道」で御座います。

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水色・白縞

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竹筬とは、竹でできた筬の事です。
筬とはハタオリを行う際に、経糸に通された緯糸の目を詰める作業に使用する櫛状の道具のこと。

筬には、経糸が絡まないようにする事と経糸の間に杼によって 通された緯糸を強く織り込む役割があります。
また櫛の歯にあたる筬羽の間に 経糸を通すことで織幅を一定に保つ事が行われます。
一般的には、金属製の金筬が使われます。

この竹筬を使った大変珍しい機織りは、現在二台しかないそうですので希少で織れる帯も少ないのも当然ですね。
不均等な竹素材の筬なので、織り手の感覚で独特の曲線を帯びた間道柄が作られます。
だから同じ織り糸を使っても、同じ配色、同じ帯を作る事は不可能と言う事です。

 

では前回ご紹介した「よろけ織」とどこが違うのか?

見た目も風合いもそっくりですが、価格は「よろけ織」の方が1万円高い

実際に触って頂くとよろけ織の方が生地の張りを感じます。

これは横糸の使い方によるものですので、よろけの方が少し手間がかかってるので若干風合いが違うのと価格が少し高いという事です。

最終的には兄弟みたいな帯ですので、色柄でお好みが一番重要かと思います(笑)

 

中々入荷が難しい帯ですので、この機会に是非手に取って頂けたらと存じ上げます。

お気軽にお問合せ下さいませ。

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