美しいキモノ2024春号掲載「小紋付下げ(千鳥)」
本日は美しいキモノ春号にモデルの仁科由紀さんの着こなしで掲載しております小紋付下げ「千鳥」の現品をご紹介致します。
少し肉厚で光沢の出る上質な駒無地風の生地「綾衣」を深緑色に染め、千鳥文様を付下げ調に配した小紋付下げです。
千鳥文様は、勝運祈願や家内安全を意味する吉祥文様で、昔から着物や帯の意匠に用いられてきた縁起の良い柄です。
何枚もの型を使い染めあげられた擦り友禅の小紋でございます。
普通のとび柄小紋に思えますが付下げ調に千鳥の配置が決まっておりまして、一方付けですので千鳥が天地逆になりません。
工芸キモノ野口の昔からの人気の図案でして、会長さんも私物で同じのをお持ちです(笑)
【※お着物の地色について】
本誌では撮影の加減で現品より鮮やかな深緑色に映っております。
現品は画像の様にもう少し落ち着いた深緑色なのですが、お使いのモニターによっても違いがどうしても出てしまいますのでご注意くださいませ。
こちらの商品は「お手元確認」のシステムが可能ですので、もし宜しければご利用くださいませ。
【※上前の柄付けについて】
前巾を6寸7分より狭い寸法でお仕立てする場合は、脇に近い裾上の千鳥の柄が少々縫込みに入ります。
5枚目の画像をご覧いただきますと分かっていただけると思います(前巾の脇に近い裾上の黄土色で縁取った千鳥)
6寸7分以上の前巾の寸法でしたら問題なく千鳥の柄がすべて出ますが、細身の寸法にお仕立てされる場合はご注意くださいませ。
(別誂えで配色を変えるのは可能ですが、昔から型が決まっているので柄の配置を変えるのは無理との事です)
本誌の様に濃色地の瑞雲の帯で合わせて空高く飛ぶ鳥に見立てた装いもおしゃれですが、薄色の帯を合わせても素敵ですね。
撮影に使いました現品はちょっとお得なお値段20%offでご提供させていただきますので、是非お申し付け下さいませ。
※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。
そしてよくお問合せいただく事なのですが、こちらの商品は未仕立てでございます。簡単な仮仕立てで撮影をした後に、直ぐ解き湯のし・筋や汚れの地直しをして反物状態に戻しております。現在は販売し易いように仮絵羽にしております。