御所解き染刺繍 夏単衣名古屋帯「芒に菊萩(薄藍)」
本日ご紹介致します商品は、御所解き染刺繍 夏単衣名古屋帯「芒に菊萩(薄藍)」でございます。
越後小千谷の手もみ上布の生地を薄藍色に染め、御所解き文様を表した名古屋帯です。
夏の上布を手で揉んでしわの様な加工をした生地(麻の小千谷ちぢみに似ています)でして、
シャリ感のある手触りで麻とは違い柔らかでホント締めやすい夏帯です。
芒や菊萩の文様は手描き友禅とカチン(墨描き)で表しており、そこに手刺繍と染疋田を豪華にいれております。
よくある型友禅とミシン刺繍の御所解きとは、やはり奥行き感というか細部までの完成度が違いますね。
実はこの名古屋帯、新作展で拝見した時は刺繍が菊文様に詰めたさし縫い一つ、そして金駒が二つ入っているだけでした。
生地代の高騰などから価格を抑える為に今までより刺繍の量を減らしたそうです。
しかしそれではこの帯の良さが失われてしまうと思ったので、従来と同じ量の刺繍を追加で入れていただきました。
ご紹介が遅くなったのは、追加で刺繍をいれて貰っていたからです。
そして弊社のこだわりで刺繍を増やしましたので、この現品に限り追加の刺繡代は入れておりません。
次回からは値上げしないと無理ですが(苦笑)
【※帯の地色について】
撮影の加減で薄藍色が濃く映ったり、薄く映っている画像がございます。
現品は綺麗な薄藍色でございますのでご注意くださいませ。
こちらの商品は「お手元確認」のシステムが可能ですので、もし宜しければご利用くださいませ。
弊社も長年取り扱っております工芸キモノ野口の定番的な逸品。
夏単衣の小紋や紬、色無地やあっさりしたカジュアルな付下げなどに合わせていただけます。
御所解き文様は色々な方の作品を数多く取り扱ってきましたが、この職人さんの仕事が私たちの中ではピカイチでございます。
ただ出来上がるまでかなり待たないといけないのが辛い所ですが笑
タンスに1本は入れておきたい憧れの御所解きの名古屋帯
今シーズンに限らず、夏物の逸品物は年々少なくなっておりますので、お好みに合われましたら是非お早めにお申しつけ下さいませ。
※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。