グレゴリオ聖歌九寸名古屋帯
本日ご紹介致します商品は、グレゴリオ聖歌九寸名古屋帯でございます。
越後小千谷の特平紬を鳥の子色に染め、グレゴリオ聖歌を手描きで表した名古屋帯です。
グレゴリオ聖歌とは、古代ローマのラテン語典礼文を歌詞とする聖歌でして、
教皇グレゴリウス1世が歌詞を統一し整備した事から、この時代の聖歌をグレゴリオ聖歌と呼ぶようになったのです。
現在の楽譜が発明される前に使われていたネウマ譜と呼ばれる記号譜が4線譜から5線譜になった後の物で、羊の皮をなめした物に装飾的に書かれています。
この帯の図柄は、16世紀頃の楽譜から引用したハレルヤの一節だそうです。
5年ぶりに入荷しました、クリスマス向けのお洒落帯でございます。
小紋や紬、お召などのお着物に合わせる帯として、12月のお出掛けに最適な素敵な1本になると思います。
実は、こちらを制作していただいておりました職人さんが年齢を理由にこの夏引退されましたので、追加注文が不可能になり今ある現品のみの販売になってしまいます。
野口さんの手描きの商品の中では、かなり価格を抑えて下さっていた方なので本当に残念です。
図案は野口さんがお持ちなので、違う職人さんで再制作を考えておられますが当然価格もあがりますし、今のところは未定との事です。
腕の良い職人さんも年々減っていき益々この業界も厳しい時代になっております。
これからの季節にぴったりなお洒落な名古屋帯でございます。
お好みに合われましたら是非お申し付けくださいませ。
※価格は弊社ホームページのオンラインストアに記載しておりますのでご覧ください。
【※帯の地色について】
撮影の加減やお使いのお使いのモニターによって色の違いがどうしても出てしまいますので、ご理解くださいませ。
(現品は素敵な淡い鳥の子色ですよ)
こちらの商品は「お手元確認」のシステムが可能ですので、もし宜しかったらご利用くださいませ。