桝屋高尾「よろけ織」
カテゴリー:京ブログ
2019.01.26
本日ご紹介の商品は桝屋高尾の「よろけ織」
ねん金綴錦で有名な桝屋高尾さんですが、珍しい八寸名古屋帯も織っておられます。
商品自体が少なく、めったにご紹介出来ないよろけ織がこの度三本入荷致しました。
桝屋高尾さんの説明では、
経糸が左右によろけている様に見えるため「よろけ織」と称されるこの織物。
通常、織物の経糸がはっきりと見え、左右によろけているのが分かると言うことはありません。
あえてこの織物は、左右によろけている様を見せているのです。
特殊な筬を使って、緯糸をかき寄せながら、経糸を左右に揺らすことで、緯糸と経糸を絡み合わせることで生まれる「よろけ織」
このよろけた文様が独特の装飾的な雰囲気を醸し出しています。
この名古屋帯はとにかく締めやすい
シンプルなデザインで着物に合わせやすいし、全通で柄を気にする必要もありません。
帯芯を入れない八寸のかがり帯ですから軽いのはもちろんですし、締めて頂くときゅっと絹鳴りがする締めやすさ。
是非お手に取ってご覧くださいませ!