伊那紬
カテゴリー:京ブログ
2019.03.14
本日ご紹介致します商品は「伊那紬」
伊那紬は信州の伊那谷で生まれた紬です。
独特の手織り機で一本一本丹精込めて織られた伊那紬は、特有の軽くてやわらかな風合いで強くシワになりにくいのが特徴。
草木染の染料には「りんご」「山桜」「ラックダイ」を用いて
はんなりした色で横段に織り上げ、仮絵羽すると暈しの様な意匠にをほどこしてあります。
シンプルですがやさしい色味と真綿糸の質感が存在感抜群ですし、合わせる帯によって様々な表情を創り出してくれます。
ただこの伊那紬の絵羽着物は、訪問着の様に完全には横段の柄は合いません。
裾に近い横段だけは合いませんのでご注意下さい。
こちらを織られた「久保田織染」さんは手織り機のみを多数所有されている伊那紬随一の工房です。
数の出来ない手織りの「伊那紬」、中々ご紹介できる機会も少ない逸品で御座います。
是非この機会にお試し下さいませ。