無双紗一方付け小紋
本日は久しぶりに商品をご紹介致します。
無双紗の一方付け小紋(青海波)で御座います。
無双紗の着物
一般的にはあまり馴染みの無い名前ではないでしょうか?
似た名前に「紗合わせ」「二重紗」とありますが、おそらく同じタイプの着物の事だと思います。
紗の生地を二枚重ねて仕立てた、単衣の時期に着るきもの
細かく言えば、絽の生地に紗を重ねた物等もありますが、今はメーカーや販売店の解釈で言い方が違うだけだと私は解釈しております。
まあ起源をさかのぼって調べたら細かく違いはあるかも知れませんが、私はあまり堅苦しい考えは嫌いなので細かい違いはスルー致します(苦笑)
さてこちらの無双紗、長浜で織られた変わり織の紗を下の生地に使っております。
一般的な紗との違いは、とにかく柔らかと言うか、しなやかと言うか
その紗を爽やかななブルーに染め、白で表した青海波を銀箔で模っております。
その上に、これまたしなやかな無地のブルーグレーの紗を合わせます。
仕立てて着て頂くとモアレと言いましょうか、光の加減や見て頂く角度で様々な表情を持った青海波の小紋になります。
こちらの青海波は、仕立てても柄が反対に向かない様に一方付けで位置を決めて染めております。
普通の小紋だと思って適当にハサミを入れると大変な事になりますので、ご自分で仕立てされる方は最初の断ち合わせには十分ご注意下さい。
こちらは5月の中旬以降から6月、そして9月にお召し頂けます。
人によったら「9月はおかしい、6月だけの着物だ」とおっしゃる方がおられるかも知れませんが気にしないで着ちゃいましょう(笑)
こちらはご存じ工芸キモノ野口の商品
以前に同柄がありまして好評でしたので、数年ぶりり新しく誂えました
一般的に少ない無双紗の着物ですが、こちらは更に少ない逸品で御座います。
是非お手に取ってお試し下さいませ。